宇都宮工業高、宇都宮高ラグビー部の合同練習。危機管理マニュアルの導入で、顧問の安全意識はより高まっているという=22日午前、宇都宮市滝の原3丁目

 那須町で昨年3月、登山講習会中の大田原高山岳部の生徒と教員計8人が死亡した雪崩事故が27日で発生から1年半がすぎる中、県高校体育連盟(県高体連)は、5月に策定した「危機管理マニュアル」を基に安全対策の取り組みを進めている。所属する全35専門部が大会運営のほか、練習でマニュアルを活用。部活動の顧問からは「安全管理の意識がより高まった」との声が上がる。今月には、取り組み状況を振り返る会合も開き「ヒヤリ・ハット」事例を共有するなどして事故防止を図っている。

 県高体連は雪崩事故直後から、マニュアルの策定作業に着手。事故や災害といった緊急事態への備えなど各部に共通する注意点に加え、各部それぞれの「安全確認チェックリスト」を盛り込んだ。リストは競技特性に応じて内容が異なり、施設の整備状況や選手の体調などのチェック項目は多い部で60ほどに及ぶ。