【宇都宮】補修工事が行われていた「御幸が原小学校前歩道橋」が完成し、同校で2日、再開通を祝う記念集会が開かれた。全児童約360人と県宇都宮土木事務所の関係者らが出席。児童が自分たちで選考した歩道橋の愛称「MIHARA(みはら)ブリッジ」を発表した。
同歩道橋は国道119号の宇都宮環状道路(宮環)に架かる全長52・4メートル、幅員1・5メートル。1983年に設置され、同校児童の登下校で使用されるなど地域の安全を担ってきた。近年、老朽化が進み、県は今年1月から補修工事を進めていた。総事業費は約8千万円。
再開通に向けて同校では児童会を中心とする4~6年生19人が、「みんなできれいになった歩道橋をわたろう会」を結成。飾り付けの作製や、児童から募った愛称選考など準備を進めてきた。
記念集会では5年の黒崎尋斗(くろさきひろと)君(10)が「譲り合い、ルールを守り大切に使いたい」とあいさつ。同会の児童たちが工事関係者に手作りの品を贈ったほか、応募77点から選んだ愛称を発表した。
集会後、児童たちは1年生から順番に歩道橋を渡った。子どもたちは「きれいになったね」などと話しながら、歩道橋からの眺めを楽しんでいた。