第76回秋季県高校野球大会最終日は1日、清原球場で決勝が行われ、作新学院が白鴎大足利を6-4で破り、2年連続18度目の頂点に立った。

 作新学院は4点を追う五回、土井雄一郎(どいゆういちろう)の中越え適時三塁打などで2点を返し、続く六回には柳沼翔(やぎぬましょう)と岩出純(いわいでじゅん)の適時打などで3点を奪って逆転。七回にも犠飛でリードを広げ、最終回は石毛虹晴(いしげこうせい)が三者凡退で締めて逃げ切った。

 白鴎大足利は二回にスクイズで先制し、三回は杉山歩夢(すぎやまあゆむ)と昆野太晴(こんのたいせい)の連続適時打で2点を追加。四回にも1点を加えてリードを4点に広げたが、後半に底力を見せた作新学院に逆転を許し、2年ぶり3度目の優勝とはならなかった。

 3位決定戦は文星芸大付が国学院栃木を11-3の七回コールドで下し、関東大会に出場する本県代表最後の切符をつかんだ。

 関東大会は21~29日に本県で開催され、来春の選抜甲子園大会の出場校を選考する重要な資料となる。本県第1代表の作新学院は2年連続26度目、第2代表の白鴎大足利は2年ぶり6度目の出場。第3代表の文星芸大付は2年ぶり17度目の挑戦となる。組み合わせ抽選会は5日、東京都内で行われる。


【電子号外】作新、秋連覇 逆転で白鴎足利下す(10月1日)