にっこりの出荷規格を確認する生産農家ら

 【栃木】JAしもつけの岩舟町静和梨生産出荷組合は29日、岩舟町下津原の同JA岩舟地区青果物一元集出荷所で、ナシ「にっこり」の出荷規格を確認し合う目ぞろえ会を開いた。

 にっこりは、果実が大きく糖度が高い本県のオリジナル品種。7月の「幸水」から始まった各品種の出荷の締めくくりとなる。

 目ぞろえ会には同組合の生産農家や同JA職員ら25人が参加し、果実の形状や色合い、糖度など出荷する際の規格を入念に確認した。今年は高温が続いた影響で、各農家とも生育に苦労し、初出荷は今月21日と例年より早まったが、十分な糖度のものが出来上がったという。

 出荷は11月上旬ごろまで続く見通し。黒田英昭(くろだひであき)組合長(53)は「味は甘みが乗り、十分な大きさのものができたので味わってほしい」と話した。