【佐野】小中町の「田中正造(たなかしょうぞう)旧宅」の入館料が10月の1カ月間無料になる。正造の本葬が行われた10月12日は市が制定した「田中正造の日」で、今年没後110年と同旧宅一般公開30周年が重なったことを記念した初の試み。管理団体の小中農教倶楽部(くらぶ)(君田国雄(きみたくにお)理事長)は「親子や家族で来館してもらえれば、正造について話し学ぶ機会となるのでは」と期待する。
同旧宅は正造の死の直前に、地元住民らが組織した同倶楽部が維持管理してきた。足尾鉱毒事件などに奔走し困窮した中で、唯一残った家と敷地を地域の産業振興や子どもの教育に役立ててほしいという遺言を守ってきた。
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