開発した商品を紹介する生徒たち

 【足利】第一中で20日、地元の魅力を生かして考案した商品を立体作品で再現し発表する「足利イチオシ新商品発表会」が開かれた。3年生約50人が13グループに分かれて、市の名所や名物をモチーフに開発した商品を紹介した。

 普段見過ごしている地域の魅力に気付くきっかけになればと、昨年から美術の授業の一環で実施している。生徒たちは4月に準備を始め、足利織姫神社から着想を得た「縁結びまんじゅう」、両崖山をイメージした形のカステラなどを開発し、制作した。

 発表会では、企画書やスライドを示しながら、商品の値段や内容量、開発経緯、消費者の感想などを説明。客席を回って商品を間近で見せたり、寸劇を交えたりしながら商品の特徴をアピールした。

 藤の花をモチーフに、レモン味の「藤の花ドリンク」を開発した長岡晟生(ながおかせな)さん(14)は「花の砂糖漬けが酸味と合うのではと思った。発表はぶっつけ本番だったが、予定通りできた」と振り返った。