和傘で温泉街の夜を彩るイベント「月あかり花回廊 第14章」が22日、日光市藤原の鬼怒川公園で始まった。ライトアップされた色とりどりの和傘などが秋の夜を照らし、周囲は神秘的な雰囲気に包まれた。
会場を散策して秋の夜長を楽しんでもらおうと、2009年の「序章」から続く恒例イベント。
公園内8カ所を中心としたライトアップは午後6時半にスタート。和傘約500本のほか、竹やあんどん、生け花の展示などに明かりがともると、温かい光が周囲の草木に溶け込み、来場者を魅了した。
実行委員会の岩本浩志(いわもとひろし)委員長(60)は「和傘などの展示とともに、自然と『あかり』の調和を楽しんで温泉街での良い思い出にしてほしい」と話した。
10月9日まで。協力する宿泊施設を中心に「まちなか月あかり」と題した和傘の展示なども行われる。