配布している相談窓口案内カードを手にする土橋代表理事=8月下旬、宇都宮市弥生2丁目

子どもの不登校に悩む保護者向けに配布している相談窓口案内カード

配布している相談窓口案内カードを手にする土橋代表理事=8月下旬、宇都宮市弥生2丁目 子どもの不登校に悩む保護者向けに配布している相談窓口案内カード

 不登校の子どもやその保護者を支援するNPO法人「キーデザイン」(宇都宮市)は20日までに、企業を通じて保護者向けの相談窓口をPRする事業を始めた。賛同企業の全従業員へ、窓口を案内するカードを配布してもらう取り組みだ。悩みを抱えた保護者と早期につながることを狙う。夏休みなどの長期休業明けは、不登校や自殺が増える傾向にある。土橋優平(どばしゆうへい)代表理事(30)は「苦しい時は家庭で抱え込まず周囲を頼ってほしい」と訴え、企業に協力を呼びかけている。

 キーデザインは2020年5月から、保護者からの不登校に関する相談を無料通信アプリLINE(ライン)で受け付ける「お母さんのほけんしつ」を運営。年間400人以上の相談に対応している。