【大田原】県教委が発掘調査する国指定史跡の前方後方墳、上侍塚古墳(湯津上)で、墳丘を覆う葺(ふ)き石が、くびれ部から前方部の「裾部分」で確認されなかったことが20日までに分かった。最下部まで覆うことが一般的とされ、発掘担当者は「非常に不思議」と話す。23日現地説明会が開かれる。
上侍塚は4世紀の築造とみられ墳長114メートルで那須地域最大だ。委託を受けた県埋蔵文化財センター(下野市紫)が2021年度から調査。江戸期に徳川光圀(とくがわみつくに)が行った発掘の痕跡、墳丘の北、西、南側の周溝などを確認した。葺き石や土器なども多く出土している。
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