【下野】お彼岸の中日の23日に石橋の開雲寺で行われる伝統行事「三体地蔵尊大縁日」に合わせ、初めての子ども向けイベント「てらこ」が境内で開かれる。
同寺には安産・子育て地蔵と日限地蔵、眼病地蔵の3体の地蔵尊が安置されている。大縁日は地蔵尊を管理する有志らでつくる「三体地蔵尊」の主催。当日は、御詠歌奉納や護摩法要などが行われ、無病息災や眼病治療の御利益を求めて地域住民が集う。
新型コロナウイルスの影響で参加人数が年々減少していることから、「喋(しゃべ)り屋」として活動し、大縁日の司会も務めていた永井塁(ながいるい)さん(36)=市内在住=がイベントを企画。「寺を子どもが遊んで学べる場所にしたい」と、寺子屋に通って学ぶ子どもを意味する「てらこ」と名付けた。
当日はものづくり体験エリアとイベントステージエリア、食べ物エリアの3エリアなどが設置される。永井さんは「歴史ある行事と新しいイベントが組み合わさって、来てくれた人にとって心地よい場所となってほしい。地域の子どもたちにもぜひ来てほしい」と呼びかけている。
午前10時~午後3時。(問)「ならでわ」028・688・8905。