【鹿沼】3日に投開票が行われた鹿沼市議選は、24議席中、6人の新人議員が誕生するなど、一定の変化が現れた。一方で4年前より2人多い29人が立候補したものの、投票率は46・96%と前回を4・80ポイント下回り、初めて5割を割り込んだ。市民の政治離れの深刻さとともに、市議会への関心をどう高めるかという課題も改めて浮き彫りとなった。
5日、市役所で行われた当選証書付与式には当選者24人(代理人1人を含む)が出席した。トップ当選した石川(いしかわ)さやか氏(45)は「新型コロナウイルス禍の後、初めての市議選で活動が難しかった。託して良かったと市民に思ってもらえる活動をしたい」と晴れやかな表情。今回最年少の当選者で新人最上位の5位だった鹿妻武洋(かづまたけひろ)氏(42)は「まず市の現状を把握し、市民とともに課題解決に取り組みたい」と述べた。