スギの皮を剥がす小学生

 【那須】豊原乙の旧那須高原海城中・高敷地内で26日、町内の小学生と保護者を対象にした持続可能な開発目標(SDGs)の体験学習が行われ、3組8人の親子が樹木の皮むき間伐体験をした。

 那須、芦野、伊王野、高原4公民館主催で、NPO法人「1000年の森を育てるみんなの会」など4団体が協力して実施。植樹した森の一部の木を適切に間伐することで森を持続させる目的で、木の皮をむいて立ち枯れさせる方法を体験した。

 参加者は、講師を務めた同会の真山高士(さなやまたかし)さん(38)らの説明を聞きながら、スギの木に鎌で切り込みを入れた。そこから皮と幹の隙間に竹の板を打ち込み皮を浮き上がらせ、引っ張って剥がした。同様の方法で、4本のスギの皮を剥がした。

 参加した学びの森小3年渡辺優斗(わたなべゆうと)君(8)は「皮を剥がした時の感触が気持ちよかった」と笑顔だった。