標本箱が展示されたコーナー

 【矢板】夏休みイベントの一環で市図書館は27日まで、同館で「ことわざ・格言の中の虫たち」と題する標本展示を行っている。

 「あぶ蜂取らず」「虫が好かない」など、虫の生態や習性から生まれたことわざなどに関わる虫たちを12の標本箱で紹介。標本はとちぎ昆虫愛好会員新部公亮(にいべこうすけ)さん(68)=日光市萩垣面(はんがきめん)=が制作した。

 ヒグラシを展示した「虫の知らせ」の箱は、雄が雌を呼ぶために鳴いて聞こえるラブコールが、胸騒ぎを感じる時に使うようになったとする解説記事が添えられている。

 矢板中3年手塚咲月(てづかさつき)さん(14)は「面白いですね。でも人が勝手に解釈して、ちょっとかわいそう」と話した。

 (問)同館0287・43・5661。