【那須塩原】昆虫の多様性を知ってもらおうと、世界中の昆虫標本を展示した企画展「ムシコレ」が三島5丁目の那須野が原博物館で開かれている。9月18日まで。
世界各地の昆虫約700種の標本約千点を展示。標本は、「とらえる」や「かがやく」など昆虫の姿や形・くらしの特徴ごとにグループ分けしており、種類の違う昆虫を比較できる。それぞれの特徴に関するクイズも楽しめる。
東南アジアに生息する世界最重量級の昆虫サカダチコノハナナフシの標本は同館では初公開。サカダチコノハナナフシは、周囲の環境に姿を似せて天敵から「かくれる」特徴を持っている。
親子3人で訪れていた三島小1年平野築(ひらのきずく)君(7)は「虫がたくさんいて、あまり見ないカマキリもいて楽しい」と話した。
同館の多和田潤治(たわだじゅんじ)学芸員(47)は「昆虫は種類が多く、どのように進化し繁栄するようになったかを昆虫の特徴を見て考えてもらえれば」と話した。
午前9時~午後5時。月曜休館(祝日は開館)。観覧料は一般300円。(問)同館0287・36・0949。