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慈光寺の石段にずらりと並べられた燈明=16日午後6時50分、宇都宮市塙田1丁目

 お盆に迎えた先祖の霊を燈明(とうみょう)で送る「千燈明」が16日夜、宇都宮市塙田1丁目の慈光寺で執り行われた。

 今年で28回目。午後6時半ごろ、同寺の赤門から本堂に続く石段を約千本の燈明が照らす中、吉田祥雄(よしだしょうゆう)住職(67)らが読経をささげた。一時雨が降ったが、檀家(だんか)や参拝者はゆっくりと石段を上り、本堂前で献灯した。

 また足利市出身のケーナ奏者Renさんらの奉納演奏が行われた。檀家の宇都宮市下戸祭2丁目、自営業安藤健次郎(あんどうけんじろう)さん(36)は「10年前に亡くなった母の墓前で昨年末に結婚したことを報告した。また1年間、見守ってほしいと伝えた」と話していた。