ワーケーションで陶芸体験をする親子

 【那珂川】町への移住や定住を促進しようと町観光協会はこのほど、2泊3日のワーケーション体験事業「ワーケーションウィズキッズin那珂川町」を行った。

 町の自然を体感し、住民と触れ合うことで交流人口の増加を図る恒例の取り組みで、今年で4年目。町と観光交流都市協定を結ぶ東京都豊島区から、3組の親子12人が参加した。

 初日は、小川の町営宿泊施設「ふるさとロッジ」で仕事をする保護者組と、同協会職員の案内で富山の沢でサワガニ捕りなどをする子ども組に分かれて過ごした。2、3日目は、陶芸やそば打ちなど町に根付く文化を家族ごとに体験した。

 家族4人で参加した会社員三島康弘(みしまやすひろ)さん(45)は「普段と違う場での仕事は気分転換になった。休日は町内で買い物などができ、旅行としても楽しめた」と話し、長男の小学6年淳之介(じゅんのすけ)君(11)は「川遊びは普段できない。来てよかった」と笑顔を見せた。