4年ぶりの開会式で元気よく入場行進する選手たち=県営

開会式で力強く選手宣誓する足利北クラブの羽生主将=県営

4年ぶりの開会式で元気よく入場行進する選手たち=県営 開会式で力強く選手宣誓する足利北クラブの羽生主将=県営

 学童球児の真夏の祭典が帰ってきた-。下野新聞社杯第54回県学童軟式野球大会(県野球連盟、下野新聞社主催)は11日、県営本球場で4年ぶりとなる開会式を行った。グラウンドには真っ黒に日焼けした選手たちの精悍(せいかん)な顔が並び、スタンドに詰めかけた観客から、大きな拍手が送られた。

 午後6時、南犬飼中吹奏楽部の演奏に乗って、出場全125チームが抽選番号順に入場した。選手たちは誇らしげに胸を張って堂々とした行進を披露。大会会長を務める県野球連盟の中島宏(なかじまひろし)会長は「地区代表としての誇りと自信を持って最後まで諦めずプレーして」とエールを送った。

 開会式のハイライト、選手宣誓を行ったのは足利北クラブ(足利)の羽生斗真(はにゅうとうま)主将(北郷)。周囲への感謝と仲間との絆を強調し「学童野球の集大成として最後まで全力で正々堂々プレーする」。力強く宣誓を終えた瞬間、球場全体が拍手に包まれた。

 開会式終了後、元メジャーリーガーでエイジェックの小林雅英(こばやしまさひで)投手コーチ、エイジェックの現役選手で大会OBの須藤誠太(すとうせいた)内野手、秋智也(あきともや)外野手が始球式を行った。

 大会第1日は19日、9球場で1回戦31試合を行う。