東武馬車道通りに設置されているベンチ

 【宇都宮】東武馬車道通りの魅力向上などを目指し、東武馬車道通り商店街振興組合と市は、歩道に木製ボックスを組み合わせたベンチを設置する社会実験を行っている。来年3月末までの予定。

 同通りでは21、22年度、市などが道路空間を活用し、憩いの場をつくる社会実験「BASHAMICHI YARD(馬車道ヤード)」の一環としてベンチを設置した。利用者や通行人を対象にしたアンケートで好評だったため、本年度は同組合と市が協力し、長期間継続して設置することとした。

 ベンチなどは市が提供し、日常の管理や清掃、修繕は同組合が担う。8月5、6の両日に開催される「ふるさと宮まつり」までには通り内の計3カ所にベンチを設置する計画だ。

 同組合の高橋知也(たかはしともや)理事(41)は「宮まつりで人が集まった時にどうなるか見たい。休憩スペースとして使ってもらえるとうれしい」と話していた。