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宇都宮市で初めて行われた消防救助技術関東地区指導会=27日午前11時35分、宇都宮市中里町

 関東地区の消防署員が救助技術を競う「第51回消防救助技術関東地区指導会」が27日、宇都宮市中里町の県消防学校で開かれた。1都9県の代表選手が参加する大規模大会で、同市では初開催。県内外から消防関係者、消防ファンなどが詰めかけた。

 大会は、引き揚げ救助、ロープブリッジ救出、障害突破の3種目でチーム戦を実施。計362人が出場し、日頃の訓練の成果を披露した。

 灼熱(しゃくねつ)の太陽が照りつける中、選手たちは見事なチームワークを発揮。「いいぞ」「落ち着け」などと大きな声援を受けながら、タイムや技術の正確さを競った。

 県内からは7チームが出場。引き揚げ救助で宇都宮市消防局が1位となり、ロープブリッジ救出で上位に入った鹿沼市消防本部とともに、8月25日に札幌市で開かれる全国大会に出場する。

 子ども2人と訪れた福島県いわき市勿来町、主婦後藤遥香(ごとうはるか)さん(25)は「全国に出るという意気込みを感じました」。長男の碧富(あおと)ちゃん(5)は「かっこ良くて楽しかった。消防士になりたい」と喜んでいた。