宇都宮市の新4号国道で2月、オートバイの男性が乗用車に追突され死亡した事故で、夫を亡くした同市、佐々木多恵子(ささきたえこ)さん(58)をはじめ4都県の交通遺族7人らが22日までに、「暴走危険運転被害者の会」を立ち上げた。猛スピードや飲酒運転で家族を失った遺族らが連携し、適用のハードルが高いとされる自動車運転処罰法違反の危険運転致死罪の運用見直しを国に訴える。共同代表の一人には佐々木さんが就いた。各地で署名活動を展開し、賛同を募る考えだ。
同会には遺族7人のほか、弁護士2人が参加。21日に東京都内で初会合を開き、発足した。もう一人の共同代表は2021年2月、大分市の県道で、時速194キロで走行していた乗用車が交差点を右折中だった乗用車に衝突した事故で、弟の小柳憲(こやなぎけん)さん=当時(50)=を亡くした長文恵(おさふみえ)さん(57)が務める。
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