自転車ロードレーサーによるトラックレースの対抗戦「バンクリーグ」の宇都宮ステージが22日、宇都宮競輪場で行われ、県勢はさいたま那須サンブレイブが初優勝を飾った。宇都宮ブリッツェンは3位だった。
ジャパンサイクルリーグ(JCL)が主催し、ブリッツェンとサンブレイブのほかレバンテフジ静岡、キナンの4チームが出場した。
宇都宮ステージは4人1組の2チームが同時に出走し、3周目以降の奇数周のトップが得点する、3点先取の「3ポイントゲーム」、全チームが3人1組で出走し20周回して着順を争う「スクラッチ」の2種目の合計で争われた。
サンブレイブは「3ポイントゲーム」で6点を獲得し、続くスクラッチでは最終周で小泉響貴(こいずみひびき)がスプリント勝負を制し1位でフィニッシュ。合計得点でキナンと首位で並んだが大会規定で振り切った。
次回のバンクリーグは8月13日に北九州市で行われる。
チームでの勝利強調
シャンパンならぬ歓喜の「炭酸ファイト」で初優勝を祝ったさいたま那須サンブレイブ。2種目で貢献した小泉響貴(こいずみひびき)は「本当に楽しかった」とかみしめた。
「3ポイントレース」では全3レースでチーム最多3得点。「スクラッチ」でも最終周のスプリント勝負を見事に制した。それでも「スクラッチは白尾(しらお)(雄大(ゆうだい))さんと藤田(ふじた)(涼平(りょうへい))さんが逃げをつぶしてくれた。完璧なレースができたことが大きい」と一丸での勝利を強調した。
駆け付けた多くのファンからの歓声に応え、「これからさらに勝ちを重ねていきたい」と小泉。19歳の若きスプリンターはチームとともにさらなる成長を誓った。