本澤署長(左)から感謝状を受け取った上吉原さん

本澤署長(左)から感謝状を受け取る上吉原さん

本澤署長(左)から感謝状を受け取った上吉原さん 本澤署長(左)から感謝状を受け取る上吉原さん

 【宇都宮】詐欺被害を防いだとして、宇都宮中央署は20日、鹿沼相互信用金庫宇都宮支店の上吉原紘平(かみよしはらこうへい)さん(35)に感謝状を贈った。

 上吉原さんは6月19日午前、来店した60代男性を接客。男性は「友人が家のリフォームをするのでお金が必要」などと現金の引き出しや融資を依頼した。上吉原さんが詳しく話を聞くと、男性が「中国の人に投資をすれば今日中に1千万円、1500万円になる」と話したため詐欺を疑い、上司らを通じて同署に通報した。

 上吉原さんは「職場で働く仲間や警察の方と力を合わせたから防げた。お客さまの大切な資産を守れてよかった」と話した。感謝状を手渡した本澤成忠(ほんざわなるただ)署長は「プロ意識のたまもので被害を防止していただいた」とたたえた。