栃木県消防防災課は18日、午後4時までに熱中症の疑いで男女計23人が救急搬送され、このうち宇都宮市の男性(62)が重症だったと発表した。

 同課によると、重症だった男性は自宅で倒れているところを近隣住民が発見し、18日午前11時51分に救急要請した。意識がもうろうとしていた状態だったという。

 県内12消防本部によると、このほかに中等症が8人、軽症が14人だった。

 栃木県内は18日、気温が上昇し、全14観測地点のうち、7地点で35度以上の猛暑日となった。鹿沼は36・1度で今年の最高気温を更新した。

 気象庁によると、最高は佐野の38・3度で、全国ランキングでも4位タイの高温。猛暑日となったのはほかに、小山37・2度、宇都宮と真岡で35・8度など。

 真夏日の基準となる30度を下回ったのは奥日光と那須高原で、それぞれ26・3度と29・6度だった。