【宇都宮】人口減少などに伴いみこしの担ぎ手が不足する中、15日に行われた宇都宮二荒山神社の末社・須賀神社天王祭の「親子みこし対面」で、作新学院高ラグビー部が曲師町自治会に協力し、部員たちがみこしを担いだ。
同自治会でも担ぎ手不足が課題で、同自治会にいる同部OBが協力を依頼し、部員たちは地域に貢献しようと参加を決めた。同部がみこしの担ぎ手として協力するのは初めて。
この日は2、3年生の15人とマネージャー2人が参加。15人は同自治会のそろいのはんてん姿で、力強くみこしを担ぎ、神社の階段を上がった。3年の主将、中田和志(なかだかずし)さん(18)は「担いだのは初めて。長年、伝統を続けてきたすごさを感じました。やって良かった」と話した。来年度も協力したいとしている。
同自治会の年番長を務める金田玲子(かねだれいこ)さん(69)は「高校生の参加は本当にありがたい。みこしの文化を継承してほしい」と感謝していた。