河原塚さんの遺書(上)と一楽さんの日誌と操縦手簿(下)

写真や資料が並ぶ戦災展

地図や写真で2人の兵士の足跡を解説している展示

河原塚さんの遺書(上)と一楽さんの日誌と操縦手簿(下) 写真や資料が並ぶ戦災展 地図や写真で2人の兵士の足跡を解説している展示

 【宇都宮】宇都宮空襲から78年となる12日を前に、市教委による「うつのみやの戦災展 〜ある兵士の足跡〜」が7日、本丸町の宇都宮城址(じょうし)公園清明館で始まった。市にゆかりのある2人の航空兵にスポットを当て、初公開となる遺書や日誌などから、戦場に赴いた若者の生活や心情を読み解いている。

 2人は、爆撃機機長として戦死した海軍飛行兵曹長の河原塚國守(かわらづかくにもり)さん(享年23歳)と陸軍少尉として終戦を迎えた一楽節雄(いちらくせつお)さん。一楽さんは2016年に93歳で亡くなった。

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