市内外のみこし愛好家たちで組織する宮壹會(みやいちかい)が主催する「宮壹祭」が2日開かれ、みこしがオリオン通りなど街なかを渡御し、活気づけた。
同祭は新型コロナウイルス禍のため4年ぶり。同会発足45周年の節目にもなり、この日は新型コロナ禍前とほぼ同規模の約400人の担ぎ手が集まった。
真夏日の炎天下の中、みこしは宇都宮二荒山神社前を出発。アーケードにおはやしの音と威勢のいい掛け声を響かせながら、オリオン通りを練り歩いた。
真岡市島、真岡東小5年石川星夢(いしかわせいむ)君(10)は「お父さんが担ぐので見に来た。僕も早く大きくなって担ぎたい」と話していた。同会の根岸敬静(ねぎしゆきよし)会長(65)は「皆さんのおかげで45周年渡御が開催できた。宇都宮の夏祭りの先頭を切る祭りとして街を元気にしたい」と話した。