共同記者会見を開いた福田知事(左)と粉川日光市長=26日午後、県庁

 日光市で開かれた先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合の閉幕を受け、福田富一(ふくだとみかず)知事と粉川昭一(こなかわしょういち)日光市長は26日、県庁で共同記者会見を開いた。福田知事は「開催地としての役割を十分果たせた」と手応えを語り、「男女が共に輝く栃木の実現に向け施策に反映していく」と述べた。

 会合では福田知事と粉川市長が各国の閣僚らを出迎え、エクスカーション(視察)で中禅寺湖や県日光自然博物館を案内した。

 福田知事は「豊かな自然や優れた歴史、文化を説明し、国際的避暑地として愛された奥日光の素晴らしさを再認識してもらった」と強調。「今回の経験を生かし、国際会議や大規模イベントの誘致に取り組んでいく」と意欲を見せた。

 粉川市長は、会合の議長を務めた小倉将信(おぐらまさのぶ)男女共同参画・女性活躍担当相から「日光市は国際会議の開催地としてふさわしいポテンシャルがあることを世界に示せた」との言葉を受けたことも明かした。

 県は会合で採択された共同声明「日光声明」に基づき、9月に福田知事と県内企業トップとの意見交換会、11月にシンポジウムを開催し、ジェンダー平等実現に向けた取り組みを進める方針。