試合を想定したプレーの中で動作を確認する審判員ら=作新学院高総合室内運動場

 全国高校野球選手権栃木大会の開幕を来月7日に控え、県高校野球連盟が審判の技術向上に取り組んでいる。例年は春季に一度だけ開催していた県高野連審判部各地区合同の研修会を、今年はさらなる意識統一を図ろうと6月にも実施した。ストライクゾーンや判定時の立ち位置を再確認するなど、球児たちの夏を最高のものとするため準備に余念がない。

 「アウトぉ!」。審判員の声が室内に響き渡る。6月中旬、作新学院高総合室内運動場で開かれた研修会。指導的立場にあるベテラン審判員8人を含む55人が参加した。一塁フォースプレー、三本塁間の挟殺プレーなど試合で想定される場面が再現され、4時間にわたって注意点などを再確認した。

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