第60回全国広報広聴研究大会が23日、栃木市のとちぎ岩下の新生姜(しょうが)ホールで開かれ、全国の自治体の広報担当者ら約160人が参加した。
講演や事例発表などを通じて自治体広報の在り方を考える研究大会で、日本広報協会が主催している。全国持ち回りの開催で、県内で開かれるのは初めて。
同協会の山崎日出男(やまざきひでお)理事長が「フェイクニュースがあふれる中、行政が正確な情報を発信することが大事」とあいさつ。続いて大川秀子(おおかわひでこ)市長が「各自治体の広報紙などを拝見し、今後の参考にさせていただきたい」と謝辞を述べた。
優れた自治体の広報紙やホームページを表彰する広報コンクール表彰式が行われ、448点の中から最高賞の内閣総理大臣賞に選ばれた埼玉県北本市が表彰を受けた。その後、同市の担当者が広報活動の取り組みを紹介した。
午後は本県CMO(最高マーケティング責任者)の小林圭介(こばやしけいすけ)さんによる講演や、栃木市の高校生によるまちづくりグループ「とちぎ高校生蔵部(くらぶ)」顧問で市社会教育委員の壱谷悠樹(いちたにゆうき)さんによる事例発表が行われた。