経済分野をはじめとする日本の男女格差について警鐘を鳴らす清山教授=19日午前、つくば市内

 24日に日光市で開幕する先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合。日本のジェンダー(社会的性差)平等が世界的に遅れている中、現状をどう受け止め、国内初開催となる同会合に何を期待するか。ジェンダー研究に取り組む茨城大の清山玲(せいやまれい)教授(61)に聞いた。

 -日本の現状をどう見ているか。

 「男女雇用機会均等法の成立から35年以上経過したが、経済分野のジェンダー平等は世界水準に全く追いついていない。日本は管理職に占める女性割合の男女差が突出している特殊な国。G7の他6カ国はすでに、次のステップに進んでいる」

 -経済分野での格差是正が、ジェンダーギャップ解消の鍵になるか。