【鹿沼】青い色合いが関西を中心に人気の「夏ソバ」の収穫が市内で始まった。17日は西茂呂2丁目のそば店「日晃そば」の所有する畑で収穫作業が行われた。
同店は約43ヘクタールのソバ畑を持ち、8割ほどで夏ソバを栽培している。夏ソバは青い色合いが京料理などと好相性とされ、問屋を通じて関西方面を中心に出荷している。
収穫は土壌が乾いた晴天下が適しており、朝から晴れ間が広がった17日は絶好の収穫日和。従業員3人がコンバインで約4500キロの実を刈り取り、乾燥させ、熟成用の大型冷凍庫に入れた。
奈良部浩一(ならぶこういち)社長(42)は「今年は雨量がほどよく、例年より1割ほど多く実った。夏ソバならではの味わいを楽しんでほしい」と話した。7月中旬までに約4万キロを収穫し、終わり次第同店でも提供を始める。