デビュー50周年を記念したアルバム発売したダ・カーポ

 ダ・カーポは8月にデビュー50周年を迎えるのを記念し、オリジナルアルバム「未来への贈りもの〜今日がいちばん若い日!〜」と、ベストアルバム「ベスト・オブ・ダ・カーポ」をリリースした。

 榊原(さかきばら)まさとしさんと広子(ひろこ)さん(佐野市出身)の夫婦デュオとして、1973年「夏の日の忘れもの」でデビュー。「結婚するって本当ですか」や「野に咲く花のように」などの大ヒット曲を生み出した。

 「あっという間の50年」と声をそろえるが、96年には広子さんが変形性関節症のため半年以上活動休止するなど、苦労もたくさんあった。2008年には娘の麻理子(まりこ)さんが加入。新生ダ・カーポとして活動する。

 昨年、まさとしさんと広子さんにとっての初孫が誕生した。曲作りのスランプに陥っていた2人だが、まさとしさんは「新しい命がきっかけとなり、急に曲が作れるようになった」と語る。アルバムにはそんな2人の心境を表すかのような、前向きな曲が多く収録されている。

 今後、ライブDVDやコンサート開催を控える。広子さんは「同じシニアの世代の皆さんに勇気や元気、癒やしを感じてもらいたい」と話した。