日光市山内の世界遺産・日光山輪王寺は18日、奥日光で不慮の死を遂げた人たちなどの冥福を祈る「地蔵流し」を奥日光の中禅寺湖で行った。最近3年は新型コロナウイルスの影響で僧侶による法要のみ営まれていたが、4年ぶりに本来の形で実施した。
観音菩薩(ぼさつ)の縁日に合わせた大法要の一環。快晴のこの日は、県内外から信徒ら約250人が参列した。午前10時から、中宮祠の輪王寺別院・中禅寺立木観音で物故者の慰霊法要と諸願成就を願う大護摩供が執り行われた。
輪王寺の鈴木常元(すずきじょうげん)教化部長は「18日は観音様の日。観音様とご縁を結んで頂き、平安な家庭を築き、幸せな世の中をつくっていければ」とあいさつした。
その後、僧侶と参列者らは遊覧船に乗船。船内に読経が響く中、参列者らはデッキから水に溶ける地蔵菩薩のお札を湖面に流し、冥福を祈って手を合わせた。
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