【下野】24、25の両日に日光市で開催される先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合を前に、下野署とJR東日本が13日、JR小金井駅で不審物対処訓練を行った。
全国的に駅などで不審物が発見されていることを受け、駅と県警の連携を図る目的。同署員や同駅員ら約50人が参加した。
訓練は、自治医大駅の駅員から「電車内に不審物がある」という通報を受けたとの想定で実施した。駅員がホームにいる利用者役を避難させ、降りる乗客役を安全な場所へ移動するよう誘導。異臭によって具合が悪くなった人や列車内の席から動けなくなった人への対処も実践され、県警機動隊が不審物を処理した。
小金井駅の水元信吉(みずもとのぶよし)駅長は「問題が発生した際、スムーズに警察と連携を図れるようにすることが今回の目的。訓練を糧にしてほしい」と述べた。星野健一(ほしのけんいち)署長は「いつどのような事案が発生するかは分からない。要領を確認し、駅員との連携を強化したい」と講評した。