道の駅の会場で展示に見入る来場者

道の駅の会場で展示をじっくり見つめる来場者

図版と標本を収めた標本箱を持つ新部さん

展示が行われている県立日光自然博物館会場

絵の精密さに感嘆する来場者ら

道の駅の会場で展示に見入る来場者 道の駅の会場で展示をじっくり見つめる来場者 図版と標本を収めた標本箱を持つ新部さん 展示が行われている県立日光自然博物館会場 絵の精密さに感嘆する来場者ら

 【日光】昆虫学のパイオニアで画家のマリーア・ズィビラ・メーリアン(1647〜1717年)の傑作図譜で、植物や昆虫の変態を記した銅版画集を題材にした展示が、中宮祠の県日光自然博物館と今市の道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の2会場で行われている。メーリアンは欧米で自立した女性の代表格として知られ、展示は24、25両日に奥日光で開かれる先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合の応援事業に位置付けられている。展示は2会場とも7月9日まで。

 メーリアンはドイツ生まれ。女性の居場所は家庭にあるとされ「魔女狩り」もあった時代に、泥から生まれる悪魔の動物ともされていた昆虫の変態の研究に尽力した。1675年の著書で昆虫の変態について世界で初めて詳細な説明を記すなど、昆虫学に多大な功績を残している。

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