【高根沢】町内の女性で組織する高根沢フリージアコーラス(奥畑三枝(おくはたみえ)代表)主催のジョイントコンサートが18日、石末の町民ホールで開かれる。2020年、同グループの結成45周年を記念した上演は新型コロナウイルス禍で中止となり、今回は待ちに待った開催となる。思い入れがあるメンバー20人が、本番を控えた最終調整に取り組んでいる。
同コーラスの発足当初から携わる主婦矢田部久子(やたべひさこ)さん(85)=宝積寺=によると、地域の歌好きの仲間たち4人ほどが集まり、1975年に発足。地元の公民館設立をきっかけに、本格始動したという。全国おかあさんコーラス大会の関東支部大会に10回以上も出場した実績がある。
現在のメンバーは50~80歳代の20人で構成する。指導はピアニスト吉澤文子(よしざわあやこ)(65)さん=宝積寺=が担当し、週1回練習を行っている。
今回は、指導者の1人でバリトンの吉澤政夫(よしざわまさお)さん(74)の独唱と町内の女声合唱団「コーラスたかね」を迎えたジョイントコンサートとした。
フリージアコーラスは「花」や「夏の思い出」、「いのちの歌」など7曲を披露する。このほか、独唱やピアノ独奏、コーラスたかねの合唱を含めて、全20曲を予定している。
練習会場となる町中央図書館アートホールは1日夜、メンバーたちの優しい歌声に包まれた。指導者の吉澤文子さんは「長年積み重ねてきたチームワークの良さが持ち味です。歌を楽しむメンバーたちの思いが、皆さんの癒やしにつながってほしい」と来場を呼びかけている。午後1時半開演、入場は無料。