烏山線運休に伴う代替輸送を案内する改札前のホワイトボード=2日午後、JR宇都宮駅

 台風2号の影響で県内は2日、鉄道が一部運休し、一部の市町は小中学校の下校時間を早めた。

 宇都宮地方気象台は同日午後、小山、佐野、下野、真岡、那須烏山など11市町に大雨警報を出した。那珂川町には洪水警報を発表した。

 同日の最大1時間降水量は夕方までに、那須烏山市で30ミリを記録したほか、真岡市で28ミリ、高根沢町で27・5ミリを観測した。

 JR東日本によると、JR烏山線は午後5時以降終日、宝積寺-烏山駅間の上下線11本を運休し、約530人に影響した。真岡鉄道も一部運休となった。

 東京電力パワーグリッドによると、那珂川町で午後10時現在、約310軒で停電となった。

 県危機管理課によると、同日夕、真岡市は災害対策本部、大田原市と市貝町は災害警戒本部をそれぞれ立ち上げ対応に当たった。