はりか山に和紙を貼り付ける子どもたち

はりか山に和紙を貼り付ける子ども

はりか山に和紙を貼り付ける子どもたち はりか山に和紙を貼り付ける子ども

 【那須烏山】今夏の山あげ祭当番町の金井町若衆団は21日、金井2丁目の山あげ烏章(うしょう)館で進めている祭りの準備作業を一般公開し、集まった地元の子どもたち約40人が、野外舞台の背景となる「はりか山」に願い事などを書いた和紙を貼り付けた。

 祭りに関わる人の裾野を広げようと企画した。若衆団はこの日、竹で作った網代(あじろ)と呼ばれる骨組みに和紙を貼る「山張り」作業を行った。

 地元の小中学生らは「部活のバスケがうまくなりたい」「身長が伸びますように」などと書いた和紙を、「前山」と呼ばれるはりか山の一つに貼り付けた。烏山中1年大森湊音(おおもりみなと)さん(12)は「祭りは毎年楽しみにしている。事前準備に関わってみて、大きくなってからも祭りに参加しようと思った」と話した。

 同町若衆団が作業を一般公開したのは初めて。筆頭世話人の関澤智(せきざわさとし)さん(43)は「今日の一般公開をきっかけに、祭りに興味を持ってほしい。毎週来てもらってもいいくらい」と話した。