色鮮やかな作品の数々

 【那須塩原】本町の市まちなか交流センター(くるる)で、手芸愛好家でつくる「花ちりめんの会」による、つるし雛(びな)展が開かれている。30日まで。

 会員約10人が制作した色鮮やかなつるし飾り約40点、小物約200点を展示している。「早起きができるように」との願いが込められたニワトリの人形など、一つ一つに作り手の願いが込められており、中には孫やひ孫のために作る会員もいる。五節句をテーマに作られたのしや今年の干支(えと)であるウサギのおひなさまなど、工夫を凝らした作品も並ぶ。

 毎年訪れているという西朝日町、中川(なかがわ)トキ子(こ)さん(72)は「いつ見ても素晴らしい作品。着物の細工物がかわいく私も作ってみたい」と話した。

 午前9時~午後9時(最終日は3時)。観覧無料。(問)同会講師寺内正江(てらうちまさえ)さん090・6798・4066。