下草を焼いた県道沿いの現場=24日午後2時25分、大田原市須賀川

 24日午後1時35分ごろ、大田原市須賀川の県道沿いで、下草などが燃えていると車で通行中だった運転者から119番があった。近隣では23日までの3日間に3件の下草火災が相次いでおり、大田原署は警戒を強め、放火の可能性も視野に捜査している。

 同署によると、24日の焼失面積は約24平方メートル。23日夜には、約2キロ離れた県道の明神トンネル東西出入り口付近の2カ所で下草など計約32平方メートルを焼き、21日にも近くで小規模な下草火災があった。

 大田原市消防団は相次ぐ下草火災を「異常な事態」と受け止め、地元分団による巡回などで警戒を強めている。