2匹のPR犬と協会、神社関係者

今泉八坂神社の盲導犬支援御朱印

2匹のPR犬と協会、神社関係者 今泉八坂神社の盲導犬支援御朱印

 盲導犬の育成を支援しようと、今泉4丁目の今泉八坂神社は22日から、点字付きの特別御朱印を頒布する。20日には、同神社で頒布始祭が開かれた。

 盲導犬を育成している福岡町の東日本盲導犬協会の運営は大半が寄付で賄われているが、新型コロナウイルス感染症の影響で募金イベントが開けず、苦しい状況が続いている。窮状を知った同神社が一昨年から特別御朱印を製作し、初穂料の一部を同協会に寄付している。昨年は608枚を頒布し、37万7306円を寄付した。

 今年の御朱印はA5判サイズで、千枚製作した。切り絵になっていて、神社の鳥居に向かう盲導犬の姿が描かれている。鳥居の下に点字で「イマイズミヤサカジンジャ」と記されている。1枚千円で、600円を同協会に寄付する。

 頒布祭には、同神社関係者や同協会職員、PR犬2匹が参加した。神事が行われ、神職が御朱印をはらい清めた。

 同協会の広報担当本津邦夫(もとつくにお)さん(66)は「コロナは収束に向かいつつありますが、イベントはまだ少ない。毎年の寄付はありがたい」と感謝。同神社の葭田真彦(よしだまさひこ)禰宜(ねぎ)(48)は「微力ながら、継続して協力したい」と話した。