認知症や障害などで判断能力が不十分な人を支援する成年後見制度で、栃木市は11日、親族や専門職以外の一般市民が後見人となる「市民後見人」に同市大平町、県非常勤職員殿塚光之(とのづかみつゆき)さん(64)が県内で初めて選任されたと発表した。同市内の障害者施設に入所している女性(47)の財産管理や各種契約行為などを行う。認知症高齢者らの増加に伴い、成年後見人の需要が高まる中、新たな担い手として注目される。
大川秀子(おおかわひでこ)市長が同日の定例記者会見で明らかにした。埼玉県宮代町商工会に勤務していた殿塚さんはセカンドキャリアとして、同市が2017年度から始めた市民後見人養成講座に応募。必要な知識を学び、同市社会福祉協議会が行う法人後見の支援員をしていた。
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