栃木県内の3月の平均気温は各地で記録的な高さとなり、県内14観測地点のうち、昨年11月に観測を開始した日光東町を除く13地点で観測史上最高となったことが4日までに、宇都宮地方気象台の速報で分かった。平均気温は平年より3・1度~4・2度高かった。県内の最高は佐野で、これまでを0・7度上回る11・8度を記録した。
同気象台によると、南から暖かい空気が流れ込んだ影響とみられる。
宇都宮は平年より3・9度高い11・3度で、1891年の統計開始以降で最高となった。このほか、小山11・5度、真岡10・5度、大田原9・5度、土呂部4・4度、奥日光3・5度などを観測した。
一方、下旬には低気圧や前線の影響を受けて曇りや雨となる日が多かった。真岡では29日の日最大1時間降水量が、3月としての過去最多と並ぶ16・0ミリを記録した。