合気道の演武を披露する会員ら

 【小山】市と栃木、佐野両市に合気道道場を構える「小山合気会」は21日、初めてとなる「合気道演武大会」を外城(とじょう)の県南体育館武道場で開いた。

 同会は約20年前に設立し、会員は80人を超える。演武を披露する機会が少ないことから、稽古の成果を家族や友人に見てもらおうと企画した。

 22人が参加し、それぞれ約2分間の演武で「小手返し」「四方投げ」などの基本技法を披露。護身術として活用できる技法は解説を交えて手本を示した。

 有段者は、約1・2メートルの杖(じょう)を持った相手を倒す「武器取」や、複数人の相手に体をつかまれた場合に使う「多人数掛」といった技で観客を魅了した。

 小山道場長の福田大悟(ふくだだいご)さん(47)は「けがなく、楽しく開くことができて良かった。老若男女の誰もが挑戦できる武道なので、多くの人に知ってもらえるよう今後も開催したい」と笑顔で話していた。