【大田原】佐久山の元市職員刈生田武(かりうだたけし)さん(83)が約四半世紀にわたり、市内小中学校の卒業証書への揮毫(きごう)をボランティアで手がけている。毎年5、6校から500枚前後の依頼を受け、これまで約1万枚に児童生徒の名前や生年月日を毛筆で記してきた。独学で実用書道の腕を磨いてきた刈生田さんは「卒業証書は一生の記念になる。子どもたちを思い浮かべながら、一枚一枚丁寧に書いています」と話す。
刈生田さんが書を志したのは、農協職員だった20代前半。市内で開かれた畜産共進会の会場で、入賞者の賞状に揮毫する先輩の姿を目の当たりにし、「自分も書ける人になりたい」と思ったのがきっかけだった。
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