【下野】JR東日本大宮支社は4日、日光線の観光列車として活躍し、2022年3月に引退した車両「205系600代いろは」の撮影会を緑2丁目の小山車両センターで開いた。
同車両は1989年に京葉線などで運用が始まった。その後、改造され2018年から日光線で12編成が運行した。22年の引退後は廃車が進み、現存するのは撮影会でお披露目した1編成のみとなっている。
この日は、県内外の鉄道ファン20人が参加。さまざまな角度から、車両の動画や写真の撮影を楽しんでいた。行き先表示幕が動いたり、4種類のヘッドマークが付け替えられたりすると、熱心にシャッターを切っていた。
同支社の担当者は「この車両ももうすぐ廃車になるので、いろはを撮影できる最後の機会。記録に残してほしい」と話していた。