チームプレゼンに参加し、今季の抱負を語った宇都宮ブリッツェンの選手たち=ホテルニューイタヤ

 自転車ロードレースの宇都宮ブリッツェンは25日、宇都宮市内のホテルでチームプレゼンテーションを行い、選手と西村大輝(にしむらひろき)新監督らが、会場に訪れた約120人のファンやスポンサーに今季の意気込みを語った。

 今季はチーム創設15周年を迎える節目の年。柿沼章(かきぬまあきら)社長は「皆さまからの応援や、選手たちの頑張りの積み重ねで15周年を迎えられた」と感謝。「今季は日本初の地域密着型チームとしての本分を体現していきたい」とあいさつした。

 プレゼンテーションには現役競輪選手の坂井洋(さかいよう)を除いた9選手が参加。新加入でもある谷順成(たにじゅんせい)主将は「全員で新しいブリッツェンをつくっていきたい」と意気込んだ。

 また、西村監督が今季、国際自転車競技連合(UCI)やジャパンサイクルリーグ(JCL)主催の約40レースに出場する方針を発表。チームの目標に「全てのレースで優勝を目指す」と話し、「特に地元開催のジャパンカップや、いまだ優勝経験のないロードの全日本選手権で勝ちたい」と力を込めた。

 プレゼンテーションは新型コロナウイルスによる行動制限の緩和を受け、3年ぶりに例年のようなファンとの交流が可能に。選手らはサインや写真撮影に笑顔で対応。トークショーなども行われ、会場は大いに盛り上がった。