宇都宮地方気象台は10日午後6時43分、「大雪に関する栃木県気象情報」を発表した。栃木県北部では10日夜遅くまで、大雪や路面の凍結による交通障害に警戒するよう呼びかけている。
気象台によると、前線を伴った低気圧が四国沖にあり、発達しながら東北東へ進んでいる。低気圧は11日始めにかけて本州の南岸を東北東へ進む見込み。
栃木県では積雪となっているところがあり、北部を中心に降雪が強まっている。11日明け方にかけて断続的に降るところがあり、強い降雪の地域が広がった場合には大雪警報の発表地域が拡大する可能性がある。
10日午後6時現在の主な地点の24時間降雪量は、那須高原23センチ、奥日光中禅寺湖畔19センチ、日光市土呂部18センチ、宇都宮2センチ。
11日午後6時までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多いところで、北部山地20センチ、北部平地15センチ、南部山地10センチ、南部平地3センチの見込み。
気象台は、北部山地では雪崩にも注意するよう呼びかけている。