「さっちゃんは あやとりしつつ 紐持ちて 爆弾で死す 十三の春」。13歳で東京大空襲に遭った那須塩原市中塩原、君島希枝子さん(91)が25日、塩原小中学校で行われた戦争体験講話で、長年胸に秘めてきた自身の体験を語った。君島さんは短歌を交えながら、爆撃で親友を失い、歩いて本県に疎開した日々を振り返り、5〜9年生34人に「戦争の種をまかず、平和の花を咲かせてほしい」と呼びかけた。
君島さんは1931年、東京都滝野川区(現北区)生まれ。自宅は軍の兵器や弾薬を保管する造兵廠近くにあったことから米軍による空襲の標的となった。
(残り:約 681文字)

「下野新聞電子版会員」・「SOON有料会員」に登録すると、【全文】を【広告表示なし】でお読みいただけます。
下野新聞ご購読なら電子版併読プラン無料!