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晴れ着姿で花桶をかついで練り歩く稚児=28日午後4時55分、小山市寒川

 造花で飾られた桶(おけ)を稚児が担いで地域の安全などを願う小山市寒川地区伝統の祭り「花桶かつぎ」が28日夕、3年ぶりに行われた。

 同地区の胸形神社に合祀(ごうし)されている寒川天満宮の祭りで、市無形民俗文化財に指定されている。新型コロナウイルス感染症の影響で2年連続で中止となっていた。

 稚児役を務めたのは、同市寒川小2年の飯島楓(いいじまかえで)さん(8)。おはらいを受けた後、みこしや太鼓、木やり歌のメンバーらと出発し、約1時間半かけて集落を回った。

 1人で大役を務めた飯島さんは「やっとできて楽しかった」と笑顔で話した。